第38章

受け取り所で、彼らはまたデイヴィス子爵の姿を見かけた。ロゲスト公爵がこれほど大量の魔獣を買い付けたことで、子爵の好奇心に火がついたのだろう。鼻の利く男はそこに「何か」を嗅ぎ取り、わざわざここで待ち構えて、少しでも情報を拾えないかと目を光らせていた。

もっとも、子爵が狙っていたのは執事だったはずだ。ところが現れたのは公爵家そのもの。しかも、ロゲスト家の若旦那様が三つの獅鷲の卵を見た瞬間、異様なほど熱のこもった視線を向けたのを見て、デイヴィスは目を細めた。――ただ事じゃない。

「ロゲスト坊ちゃんは、本当に獅鷲がお好きなんですね。以前から飼っておけばよかったのに。お好きだと分かっていれば、私が...

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